2025年11月26日(水)、第3回上ツ道を歩く講座を開催しました。
上ツ道をテーマに、シリーズもので開催してきた講座です。
第1回は京終駅から橋本町高札まで、第2回はJR櫟本駅から帯解寺まで、そして今回の3回目は、JR柳本駅から巻向駅までを歩きました。
講師は、当法人の長岡光彦さんです。

上ツ道とは、奈良時代、平城京と藤原京を結ぶ南北の幹線道路のひとつです。
東大寺、興福寺、春日大社のある外京を結ぶ道で、平安時代には藤原氏など貴族が長谷寺参りの道として利用されていた道で、その後も伊勢参りにつながる街道として繁栄してきた道です。
今回のコースは、柳本藩の陣屋跡が残る柳本小学校前を通り、黒塚古墳展示館を見学後、東に三輪山を望みつつ、上ツ道を南へ、箸墓古墳まで、約2時間強の程よい距離を歩きました。

かつては大きな都市があった纏向遺跡の規模や建物群を想像し、ヤマト王権成立の3世紀、卑弥呼が活躍した古代の舞台を感じることができました。
「この道は、何度か歩いたことはありますが、案内を聞きながら歩くと新しい発見がありますね」と参加者からも嬉しい感想をいただきました。



