2025年8月26日、飛鳥時代につながる深い歴史が眠る桜井で、古代歴史講座を行いました。
第1部は、大阪府立近つ飛鳥博物館館長であり奈良女子大学名誉教授でいらっしゃる舘野先生にご登壇頂きました。
5世紀後半の雄略天皇朝から飛鳥(の近辺)に宮を置くようになる推古朝以前について、プリントを見ながら先生からお話を聞きました。
この時代は、歴代遷宮という、天皇ごとに宮の置かれる場所が変わった時代になります。
講座の場所であった桜井には多くの宮が置かれたことを知り、深い深い歴史の旅となる貴重なお話でした。

また、桜井は仏教伝来の地で、初瀬川のそばに仏教伝来の地碑が建てられています。
海外から入ってきた仏教が、もともとあった日本固有の神道と対立しながら、支配層によって受容されていたった過程を紐解いて解説頂き、その時代の国造りの背景を理解することができました。

第2部は、桜井市観光まちづくり課の岡本様より、桜井市職員ならではの桜井おすすめ情報をご紹介頂きました。
にゅうめんマップや山田寺跡が体験できる桜井周辺ARガイドパンフレットなど、たくさんのチラシを来場者にお配り頂きました。
美しい写真をまじえたスライドでは、山の辺の道の万葉歌碑にまつわるお話、知る人ぞ知る「二上山に沈む夕陽を観るハイキング」ご案内をはじめ、たくさんの地元ならではのお話を聞くことができました。
参加者様のなかには、もう少し涼しくなったら、桜井を再訪して、色々と訪れてみたいなと感じてくださった方もいらっしゃいました。
暑いなかご参加頂き、みなさま誠にありがとうございました。
