2025年10月3日、奈良の七大寺を学ぶ 第5回「唐招提寺」講座を開催しました。
やっと秋めいてきた気温になり、ゆっくりと境内を散策しながらお話しを聞くことができました。

講座は、奈良好き人のつどいスタッフの松村さんの開山御廟までのご案内から始まりました。
広い境内を歩きながら、まずは鑑真和上と唐招提寺の関係について教えて頂きました。奈良時代の当時、鑑真和正は四百人余りに授戒を行い、東大寺にて5年間を過ごされたそうです。そして、その後の終生、静かに自分の学びを極めるため、この唐招提寺に移られました。
鑑真和正が眠られる開山御廟にて静かに手をあわせ、中国の植物である白い瓊花(けいか)が植えられていることを知りました。
途中、松村さんからクイズの出題がありました。参加者のみなさまと2択問題のAかBかを考えながら、より楽しく唐招提寺についての理解を深めることができたと思います。

後半は、唐招提寺の石田太一執事長のお話しとなりました。
まず、大阪・関西万博のお話しから文化交流についての話題があがりました。文化交流は、国家を平たく運営していくために非常に重要なことで、当時の世界文明の中心であった唐も、そのためにシルクロードを保護していたことを教わりました。西から東への文化交流の恩恵を受け、この唐招提寺も大陸の気風を吸収し、柱はギリシャのパルテノン神殿からの影響を、屋根は中国様式からの影響をそれぞれ受けているそうです。
また、初代から三代目のご住職は漢民族の方たちで、四代目は安如保上人というイランから来られた方だったことも教えて頂きました。ガンダーラの影響が色濃く残る唐招提寺の仏さまを、石田執事長と共に拝ませて頂きながら、国際色豊かな奈良時代と、平和のための文化交流に、想いを馳せることができる貴重な時間となりました。
ご参加頂いたみなさま、豊かな時間をご一緒させて頂き大変ありがとうございました。

